Category ハンガリーワイン紀行 Wine Travel Writing

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Kovács Nimród Winery

Kovács Nimród Winery in Eger Wine Region

コヴァーチ 二ムロード ワイナリー in エゲル

2020年8月中旬、新型コロナウィルス禍の中。
私達ハンガリーワイン協会はエゲル地方にある5つのワイナリーにお招き頂き、2日間に渡ってエゲル地方に滞在してきました。
1日目の朝早くにブダペストを発ち、午前10時から夜にかけてエゲル地方の4ワイナリーを訪問。
そして、国内ワイントリップの2日目は、オーガニックワイン造りにかかせない商品をプロデュースする企業がぶどう畑で行う実演販売イベントに招かれていたので、早朝からエゲル地方屈指のワイナリーのぶどう畑を訪れていました。
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主催企業の方々とゲストの皆さんとのランチ(会食)を終えた後、エゲルワイントリップ最後の訪問先となる、コヴァーチ・二ムロードワイナリーへと向かいました。

カバー写真は、同ワイナリーのオーナー、コヴァーチ・二ムロード氏と帰り際にワイナリーの入り口で記念撮影したときのものです。

エゲルの町の歴史的なストリート、ヴェルーサラ。

その通りに遠くからでも目を見張る7つの連続したワインハウスがあります。

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それがコヴァーチ・二ムロード ワイナリーです。

エゲルワインの名声を世界中で一気に高めたその味わい

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コヴァーチ氏のご先祖様の写真がワイナリーのいたるところに大切に飾られています。

ご先祖様を大切に敬う気持ちがあることはビジネスの基本かもしれません。

国内および世界的にも発展している大企業も然り、世界共通、普遍的なことなのでしょうね。

そういえば、私自身、最初に務めた食品メーカー(ワインインポーター)の社訓の筆頭にあった言葉は、親を大切にすることだったと記憶しています。

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写真はワインショップとその中にあるテイスティングできるバーカウンター。

ハンガリーエゲルの赤ワインの名声を国際的に高めたと言っても過言ではないコヴァーチ・二ムロードのプレミアムカテゴリーのワインは、ハンガリー全土はもちろん、アメリカ、EU諸国にも輸出され、世界の赤ワイン愛好家から大変人気を博しています。

同ワイナリーがあるエゲル地方はハンガリー屈指の赤ワイン産地として知られ、18世紀にはこの地方に何百ものワインのプレスハウスがありました。

それら当時のワインハウスと現在の同ワイナリーの外観は大変そっくりで、ブドウのオンサイト処理を処理するためにそれぞれのセラーの上に家屋が建てられていったそうです。

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地下のひんやりと涼しいワインセラーへ

ブドウジュースが発酵した後、ワインは地下の涼しいワインセラーの中にある木樽に保管されていました。

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このような伝統的な作業工程が同ワイナリーでは現代の今でも受け継いでおり、同様の方法でワインづくりを続けていますが、伝統にプラス、21世紀の最先端技術にも支えらながら歩みを続けているのがコヴァーチ・二ムロードなのです。

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VIP用のゲストルームやメインのテイスティングルームもあるワイナリーは、昔ながらのワインハウスが復元された厳かかつエレガントなワインセラーの中でお客様をお迎えできるのがとても嬉しいそうです。

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コヴァーチ・二ムロード氏

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ワイナリーオーナー、コヴァーチ・二ムロード氏。私達からのお土産はオーガニックのケークフランコシュ赤ワイン。

オーナーのコヴァーチ・二ムロード氏。写真は私達ハンガリーワイン協会からコヴァーチ氏へオーガニックのケークフランコシュをプレゼント。
コヴァーチ氏はハンガリー系アメリカ人。彼は35年以上もの間、アメリカのTVやマスメディアの業界で第一線の広告ビジネスマンとして活躍してきた方です。

コヴァーチ・二ムロード氏がワイナリーオーナーになるまでのストーリーは、フィノマガジンで記事にしているので、そちらも合わせてご覧ください。

入り口はワインショップスペース。奥にはワインカーヴへと続くテイスティングルームが

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階段を降りると手前にワインショップ、その先にテイスティングできるバーカウンター、その奥には半地下のテイスティングルームがあります。

ワインショップ奥にある半地下のテイスティングルーム

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遡ること18世紀。古き良き時代のハンガリーを深く感じることができる地下のワインセラー

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VinAgora International Wine Challenge 2020Goldを受賞

SKY FURMINT WHITE WINE

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棚にディスプレイされているワインは、オーナーの最愛のお孫さん、スカイ君のお名前をつけた100%フルミントのフレッシュ&フルーティーかつエレガントな白ワイン。

SKYは世界のワインコンクール、VinAgora International Wine Challenge 2020Goldを受賞、また同じコンクールで

ザ・ベスト・ハンガリー フルミント The Best Hungarian Furmintに選ばれています。

SKY Furmintは、こちらワイナリーのテイスティングルームで、大変光栄なことに、オーナーのコヴァーチ氏自らふるまってくださいました。

白から受賞多数の赤ワインまで、主力ラインナップをすべてテイスティング

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写真に映る赤ワインはSOULという名前のシラー・赤ワイン。熟したブラックベリーの香りとともにベーコンのような燻した香りとブーケには甘いタバコのような香りとレザーのような香りも感じられます。

ほど良いタンニンとヴェルヴェットのようなテクスチャーがあり、余韻は長いです。音楽好きなオーナーさんがシラー100%の濃厚な赤ワインに選んだ名前は、ソウルミュージックにちなんで名付けられたもの。

同ワイナリーのトッププレミアムカテゴリー。別途、商品掲載しましたら、本文に商品リンクを挿入します。(2021年5月末現在)

ハンガリー系アメリカ人のコヴァーチ氏。

エゲル地方でワイナリーのオーナーになる前までは、アメリカでまさに映画に登場してくるような広告業界とTV業界で大活躍され、アメリカンドリームを地でいくような人生を送られてきたコヴァーチは、ワインビジネスに本格的に参入される前まではUPC中央ヨーロッパの社長を務めていらっしゃったお方。

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アメリカ人なので当然と言えば当然ですが、ワインとワイナリーについて英語でプレゼンテーションしてくださいましたが、まさにビジネス英語のお手本のような綺麗な英語のスピーチで、大変説明が分かりやすく、僭越ながら同じ広告業界でクリエイターとして働いてきた私自身も、コヴァーチ氏の明快なプレゼンテーションと温かいおもてなしに大変感銘を受けました。

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コヴァーチ・二ムロード氏がワイナリーオーナーになるまでと現在のストーリーは、フィノマガジンの記事でもご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。

テイスティング後にワインカーヴの中をご案内いただきました

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写真は、テイスティングルームの奥にあるワインカーヴへと続く階段の踊り場のスペース。

コヴァーチ・二ムロードの受賞ワインの数々が受賞トロフィーとともにディスプレイされています。

18世紀のワイン圧搾機

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18世紀のワイン圧搾機。

コヴァーチ・二ムロードワイナリーの地下のワインカーヴの中に、かつてのワイン造りの面影を残そうとこのように展示されています。

ワイン造りは本来、すべて人の手による大変気の遠くなるような作業の積み重ね=オールハンドメイド。

であることを改めて気づかせてくれた一瞬でした。

エグリ・ビカヴェールが眠るワインカーヴ

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オーク樽にはワイナリー名の焼印が

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オーク樽の表面に、ホワイトチョークで書かれた目印はケークフランコシュ、2018年ヴィンテージという意味になります。

これが21世紀のボトリング、ワイン充填機、瓶詰め機

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仕上げのラベリング

オーナーさんのガイドでワインセラーを一巡しました

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お別れの時、ありがたくもコヴァーチ氏からお土産に好きなワインを選んでいいということで、私は国際ワインコンクールの金賞を受賞した、お孫さんの名前をつけるほど思い入れの深い白ワイン、スカイ・フルミントをお土産にリクエストしました。

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エゲルのテロワール


上質なワインの本質は、ぶどうが育まれる各々の独特なテロワールに根ざしています。
幸運にも、ワイン産地、エゲルには、ハンガリー全土でもトップとも言えるほど素晴らしいテロワールが3つあります。
エゲル地方はカリフォルニアのナパヴァレーやフランスのブルゴーニュ地方にも似た涼しい気候のため、エゲル地方にあるコヴァーチ・二ムロードワイナリーでは、バラエティ豊かなユニークな品種を植樹し育て、それらの唯一無二のぶどうたちから世界トップクラスの品質の美味しいワインを生産することができます
同ワイナリーのぶどう畑では、シャルドネ、ピノノワール、シラー、メルロー、カベルネフランなどの国際的な品種に加えて、フルミントやケークフランコシュなど、伝統的なハンガリー原産のぶどう品種も誇らしげにその実りの日を毎年迎えています。
持続可能な工程を駆使してブドウを栽培し、毎年、上質なワインに優しく導いてくれるこれらの健康で幸せなブドウたちを一房一房、手作業で摘み、収穫すること。
それこそが、コヴァーチ・二ムロードのワインが世界トップクラスの美味しさを誇る由縁です。

VINEYARDS & VARIETALS

コヴァーチ・二ムロードワイナリーのブドウ畑(園)とその品種

Nagy Eged(エゲル)、10ヘクタール(25エーカー)
南南西に面し、独特の露出を持つこの急傾斜の場所は、ワインにミネラルの特徴を与える石灰岩を含んだ土壌で構成されています。
ナジュ・エゲドのぶどう畑で収穫される主なぶどう品種:フルミント、ケークフランコシュ、シラー。

Nyilasmár(Noszvaj)、8ヘクタール(20エーカー)
ボガクス湖の存在で独特の微気候に恵まれたこの場所には、ミネラル豊富な土壌があり、独特で上質かつフレッシュなフルーツのアロマに満ちたワインが生まれます。花崗岩/火山性土壌で構成されており、南南西に露出しています。Nyilasmárの畑で収穫される品種:シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、シラー、ケークフランコシュ。

Nagyfai(Noszvaj)、12ヘクタール(30エーカー)なだらかな傾斜のあるこのぶどう畑で収穫されたぶどうからは、バランスの取れた丸みのある馥郁とした香りのワインが生まれています。Nagyfaiで収穫されるぶどう品種:シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、シラー、ケークフランコシュ、メルロー、カベルネ・フラン。

ハンガリーワイン協会のパートナーワイナリー、コヴァーチ・二ムロードのワインやワイナリーについて、詳しく知りたい、またはインポーターの方でハンガリーからの輸出価格が知りたい方は、下記お問い合わせフォームからハンガリーワイン協会までお問い合わせください。

お問い合わせ CONTACT

WINERY VISIT PHOTO GALLERY

Szent Donat Tamas Kovacs photo by ©Papp Hideko FinesseWinepia

セント・ドナート/St.Donat バラトン湖の美しいオーガニックワイナリー&レストラン

2018年、フィノマガジンに掲載した記事をフィネスワインピアに転載しています。

早いものでもう9月、ブダペストでは9月6日〜9月9日の4日間、ブダ王宮でワインフェスティバルが開催されていました。
毎年、この世界遺産のお城で開催される一大イベントが終わると、ああ秋になったのだなとしみじみ思うものです。今年のワインフェスティバルも足を運んできたのでこの先、記事にしたいと思いますが、現在、取材撮影を終えたワイナリーが何社もあり、全く記事配信が追いついておりません。。
ということで、今回もまたワイナリー紹介になりますが、お酒が苦手、特にワインが苦手な方、ワインの話ばかりでご容赦ください。。。
お酒嫌いな方でも、写真に映るのどかな、そして美しい風景をお楽しみいただければと思います。

さてさて、今回、特集するのは、リゾート地として有名なバラトンフュレド、その隣村にあるオーガニックワイナリー。
チョパクはバラトン湖沿岸に無数にあるワイン産地の中でも上質な白ワインの名産地として有名です。
そのチョパクで大人気のレストラン“Marga Bistro”も経営する“セント・ドナート” ワイナリー。
7月21(土)に開催されたテイスティング・イベントの模様と、1年がかりで取材したワイナリー&レストランをご紹介します。

※下の動画は2020年4月下旬現在、セント・ドナート ワイナリーのFacebook Pageで配信中のワイナリープロモーション動画から抜粋しています。

Wikipedia Szent Donat
Wikipedia Szent Donat
※イタリア共和国トスカーナ州にある都市アレッツォの司教、葡萄畑(ワイン)の守護聖人と呼ばれた。西暦362年8月7日に殉教している(没年には異説がある)。

動画をご覧いただくとお分かりの通り、“セント・ドナート/Szent Donat”は、レイクビューも堪能できる美しいワイナリー。
下の写真の方が、同ワイナリーの若きオーナー、コバーチ・タマーシュ/Kovács Tamás氏です。

写真は、セント・ドナートワイナリーのオーナー、コバーチ・タマーシュ氏 Photo by ©Papp Hideko, Finessewinepia&FinoMagazin2018この撮影の日は昨年の11月。

その日の朝、ブダペストのデリ駅から鈍行電車に乗ってワイナリーへ向かった筆者。
あいにく、電車の出発は遅れ、その遅れのために乗り継ぎの電車に間に合わず、結局1時間以上もワイナリーの皆さんをお待たせすることになってしまいました…。

チョパク駅に着くと、タマーシュは嫌な顔ひとつせずに、優しく出迎えてくださいました。
この日が彼とは初対面でしたが、本当に親切な方で良かったと心の底から安堵したものです…。

ワインカーヴ(セラー)を拝見する前に、セント・ドナートの葡萄畑(Vinyard)に案内していただくことに。

セント・ドナートのワインの原料となる葡萄品種は、白ワインは主にオラスリズリング(Oraszrizling)、フルミント(Furumint)種、そして赤ワインはケークフランコシュ。
タマーシュ氏いわく、葡萄畑の土は、石灰岩、粘土鉱物、白亜質(灰白色の軟土質の石灰岩)、火山性土壌とのこと。

ワイナリーのエントランスにあるテーブルの上には実際に葡萄畑の土(土の欠片)をこのように展示していて、異なる土壌から個性あふれるワインが生まれていること、まずは葡萄畑の土壌についてお話をお伺いしました。

最初にタマーシュ氏の運転でセント・ドナートの葡萄畑を見に行くと、特徴的な赤い土の畑が目の前に広がっていました。
バラトン湖の北側にあるこのティハニ半島ではかつて、最大の火山活動があったそうです。

タマーシュ氏によると、

『これらの石灰岩や粘土質の土は約3億年前、超大陸パンゲアの時代に生まれたとても古いものなんだ。
超パンゲアの時代、ハンガリーはとても高い山々に覆われていて、その後の恐竜の時代になると、ハンガリーは海底の中にあったそうだよ』
とのこと。
ティハニの火山活動によって生まれた赤色の土は触れてみるとまさに『粘土』そのもので、水気と粘り気がしっかりとありました。

赤い土に植樹されているのは赤ワインの原料となる『ケークフランコシュ』。ハンガリー原産の葡萄品種です。

タマーシュ氏いわく、セント・ドナートのワインは葡萄品種それぞれに最適な土壌を選んで(ワイン用の)葡萄を栽培しているとのこと。

さらに、
『フランスのAOCのようにハンガリーにも原産地呼称(原産地名称保護)あって、OEMと呼ばれているんだ。
チョパクもトカイと同様に保護された場所なんだよ。
この赤い土の葡萄畑は単一畑(Single Vinyard)※といって、チョパクのワインの強みは、そのように単一畑から収穫した1種類の葡萄品種のみで造るワインなんだ』
とのこと。

※1種類の葡萄品種のみしか栽培していない畑のこと。ハンガリーでは、 Dűlőと表記されている。ちなみに、Hegyborと書かれたワインは複数の葡萄品種が栽培されている畑のことで、格付け的にはDűlő=Single Vinyardのワインのほうが価値が高いとされている。

上の写真をスライドすると、ワインカーヴのテイスティングテーブル、カーヴの中、オーク樽、ほか各写真をご覧いただけます。

葡萄畑を案内していただいたあとは、ワインカーヴの中へ。

中に入ると手前に、ワイナリーツアー客やワイン業界関係者の方のためのテイスティング・スペースが。
冬は室温14度、夏は最大でも約16度と、レンガ造りのワインカーヴの中はひんやりしていて適度に湿度があり、ワイン醸造のための最適な空間が自然に保たれていました。

重厚な扉の先に広がる、美しいワインカーヴ


レンガ造りのとても重い扉を開くと、オークバレルが目の前にずらりと並んでいました。
階段を降りて、ワイン醸造が行われているカーヴの中へ。

木樽の表面に書かれた文字(アルファベット)はワイン名。
以前ご紹介したワイナリーと同様に、どの木樽に何の葡萄品種のジュース(ワイン)を寝かせている(熟成)のかが分かるようにしています。

MAGMAと書かれたオーク樽の中で醸造されているのは赤ワインのケークフランコシュ。
木樽の中で10ヶ月間熟成されてからボトリング→ラベリング→市場へと出荷されていきます。

1816年当時、タマーシュ氏のご先祖が実際に使用していた当時の貴重な器具たちも拝見することができました。それらはアンティーク家具のように、美しくディスプレイされています。

上の写真をスライドすると、レストランの各写真をご覧いただけます。

ワインカーヴを拝見した後は、いよいよワインのテイスティングに、この瞬間を今か今かと心待ちにしていた筆者^_^

ハリウッド・セレブもお忍びで来店する、大人気のレストラン


この記事をまとめていた2018年9月7日(金)、こちらのマールガ・レストランに、あのシュワちゃん(Arnold Schwarzenegger)がご来店!!という驚きのニュースが飛び込んできました^-^

どうやらシュワルツェネッガーさんがバカンスでハンガリーに滞在されていたようです。

ハンガリー全土の中からマールガ・レストランを選んで来店されるとは、さすが超セレブ、お目が高い!?
きっとお料理とともに、セント・ドナートのワインを心ゆくまで堪能されたことでしょう。

それでは、ワイン好きの方、お待ちかねの(待ってないって?)、セント・ドナートのワインラインナップ、テイスティングの感想を述べていきますね。


チョパク/Csopak 2016  オラスリズリングの白ワイン

Photo by© Papp Hideko ST.DONAT Csopak tasting with Tamas
Photo by© Papp Hideko ST.DONAT Csopak tasting with Tamas

最初にTastingさせていただいたのが、ワイナリーのあるチョパクの名を冠した白ワイン。

ハンガリー原産の葡萄品種、オラスリズリングが原料の白ワインです。

※オラスリズリングについては、ハンガリーワインのぶどう品種のページでご確認ください。

2017年の秋に2016年ヴィンテージを試飲したわけですが、この日の感想としてはとても若い、フレッシュな美味しさの白ワインというのが第一印象。
魚介のマリネや海藻のサラダ、刺身、お寿司にもよく合いそうな、ミララル豊かな、そして、はつらつとしたスッキリ辛口ワインでした。

そして、二本目。次に空けていただいたのがこちらの白ワイン。“マールガ/MÁRGA”というフルミント種の辛口ワインでした。
色合いは美しいレモンイエロー。
白い花や青リンゴのようなアロマ(最初にグラスをまわす前に感じる香り)を感じ、いざ口にふくむととてもイキイキとした酸味と、レモンやグレープフルーツといった柑橘系のフレーバーを持つ、非常に爽やかな白ワインでした。
試飲直後の感想として、ブルゴーニュ地方のシャルドネを連想するとオーナーに伝えると、タマーシュ氏いわく、チョパクの緯度はブルゴーニュ地方とほぼ同じなんだとか!
さらに、このバラトン地方でも、チョパクのワイン造りの歴史が始まったのは、フランス・ブルゴーニュ地方と同時期(紀元1世紀頃)なのだそう!
ハンガリーもフランスもイタリアのローマ帝国下に支配されていた紀元1世紀。
そして、同ワイナリー名の由来である葡萄畑の守護聖人、聖ドナート(イタリア・トスカーナ地方アレッツォの司教)が生きた時代は紀元4世紀。
ハンガリーもフランスも、ワイン造りの歴史が同じなのは世界史に詳しい方ならすぐにピンと来るのかもしれませんが、タマーシュ氏に教えていただくまで知りませんでした!!(ワインの知識を勉強し続けてきたはずなのに、恥ずかしい!!)
もともとフランスワインのインポーター(輸入営業)からキャリアをスタートし、ブルゴーニュ地方の赤ワイン(ピノノワール種)を愛してやまない筆者としては、大好きなブルゴーニュワインとチョパクのセント・ドナートのワインに共通点がある事実を知ることができ、とても嬉しかったです。

フルミントの白の後は『マグマ MAGMA 2015 ケークフランコシュ』の赤ワインをテイスティング。

こちらもオラスリズリングと同様、ハンガリーオリジナル(原産)の葡萄品種/ケークフランコシュを原料として造られた赤ワインでした。

先ほどご紹介した赤い土の単一畑から収穫された葡萄が、同ワイナリーのワインカーヴにあるオーク樽で10ヶ月間熟成され、今ようやく目の前で試飲できるというわけです。

Single Vinyardの赤ワイン、外観はルビーとガーネットの中間とでもいいましょうか。
とても綺麗な色合いです。
以前の記事でもケークフランコシュの赤ワインについて言及していますが、ワイン愛好家の方にはブルゴーニュ地方のピノ・ノワールを連想してもらうと香りと味わいがイメージしやすいかと思います。

そして、ラベルのイラストが可愛いこちらの白ワインをテイスティング。

日本語に訳すと、『火星の生命(いのち)』という言葉が一番近いÉlet a Marson

Élet a Marson 

という名前がつけられたこちらのワイン。

オラスリスリング種100% の辛口の白。
チョパク名産でもあるオラスリズリングの白ワイン。

レモンやグレープフルーツを思わせるフルーティな香り、そして味わいは酸味がしっかりと感じられるのに、余韻はとてもエレガントという、ヴィンテージは若いものの、大変上質な白ワインでした。

ワインを一通り試飲させていただいた後は、グラスに残ったワインとともに、アーノルド・シュワルツェネッガー氏も大満足した、ワインと最高に合う大変美味しいお料理をいただきました。なんと贅沢な取材でしょう!

写真スライド一枚目は、酸味豊かな白ワインに合う、ヴィネガーが効いたマリネ。
二枚目はピノノワールに似た赤ワイン、ケークフランコシュに合う鴨のコンフィ。
三枚目、締めのデザートは、甘酸っぱい苺のシャーベット。

そして、スライド写真の4枚目は、最後にタマーシュ氏と一緒に(個人用)写メを撮ろうとしたら、レストランのソムリエさんが記念撮影してくださいました。

実は昨年11月に、筆者はハンガリーのワインメディアで取材=インタビューを受けたのですが、その時の記事になぜかこの写真が表紙で使われていました。個人のフェイスブックでアップした画像なんですが…こういう適当さ加減、、アバウトすぎるところもハンガリーあるある…です。
ハンガリー語は解読が難しいと思いますが、私がハンガリーのワインメディアにインタビューを受け、その媒体に掲載された記事のリンクもこちらに記しておきますね。

取材撮影、オーナーさんへインタビューをした、こちらのセント・ドナート・ワイナリーは、ハンガリー国内ベストワイナリーを選出するAward『Borászok Borásza』でハンガリー国内ベスト50のワイナリーにも選ばれました。

また、ワイナリーオーナーのコバーチ・タマーシュ氏は、ハンガリー政府発行のハンガリーワインカタログにも掲載されていますが、

ハンガリー全土の若手のトップ・ワインメーカー『JUNIBOR ジュニボル』のひとりに選ばれていて、これからのハンガリーワイン業界を間違いなく牽引していくワインメーカーです。
UK(ロンドン)マーケットやアメリカのワインマーケットでも人気を博しているセント・ドナートのオーガニックな上質ワイン。

ワイナリーのレストランもワインやお料理の美味しさはもちろん、ハンガリー1のレイクビューが楽しめることで世界中の旅メディアなどで紹介されています。

セント・ドナートワイナリー、ワイナリーツアーもバラトン湖の絶景が堪能できて、おすすめですよ。

同ワイナリーの高品質なワインの輸入と日本での卸売販売の展開をご検討の日本のインポーターの方は、ハンガリーワイン協会までお問い合わせ、ご連絡ください。

取材・撮影・テイスティングノート/写真(一部同ワイナリー)・テキスト copyright©Papp Hideko(パップ英子)
ブダペスト在住ワインエッセイスト Wine & Spirits Education Trust 認定Higher Certificate、ハンガリーワイン協会共同代表、クリエイティブディレクターマイナビおすすめナビ・エキスパート(マイナビでワインエッセイストとしてワイン記事を執筆中)、日経ウーマン・日経クロスウーマンアンバサダー

フィネスワインピアは主にワイン業界、フード業界の広告、ウェブサイト制作、販売促進ツール制作に特化した、ハンガリー・ブダペストにある広告クリエイティブ・エージェントです。フードワイン業界、流通、トラベル、コスメティック業界に特化した広告クリエイティブ、SP(販売促進)ツールも制作実績豊富です。広告制作業務、ウェブサイト制作、オンラインショップ、ECサイトデザイン制作、Youtube配信用動画撮影制作も承っております。取材撮影、ライティング、コピーライティング、WEB Design ウェブデザイン、Advertising Creative、Promotion Planning、Web Planning、企画書制作、事業計画書の作成、契約書作成業務、通関資料作成業務、ヨーロッパ市場調査、PR & WEB マーケティングと多岐に渡ります。フードワイン業界で広告宣伝・販売促進活動、オンラインショップ運営をご検討の方、弊社メールアドレスまで、ご連絡をお待ちしております。制作環境/iMac、★使用ソフト:Graphic Design/Illustrator, InDesign , Photoshop,Web Design/ WordPress, Dreamweaver, プログラミング言語:HTML,CSS,PHP、DataBase: phpMyAdmin, MySQL server、企画書制作・マーケティング資料、マニュアル制作等/Windows Power Point(PPT), Word, Excel, ★撮影カメラ:OLYMPUS PEN、Smartphone GALAXY ★動画制作ソフト環境:iMovie、iPhoto、VivaVideo

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