説明
|| Kovács Nimród MONOPOLE RHAPSODY BIKAVÉR 2018 in Eger
コヴァーチ・二ムロード モノポル ラプソディ ビカヴェール 2018年 (赤)
コヴァーチ・二ムロード渾身のビカヴェールの名は、オーナー、コヴァーチ氏の好きなジャズにちなんだ『ラプソディ』。
MONOPOLE Rhapsody。コヴァーチ・二ムロードのエグリ・ビカヴェール『ラプソディ』は、NyilasmárとNagyfaiの独自のテロワールを忠実に反映した深く濃い味わいです。
ブドウ畑Nyilasmárの薄くて石の多い凝灰岩の地層と強い南斜面の立地は、ビカヴェールに燃えるようなボディを与え、後者のNagyfaiの茶色い森の土壌は、ワイン全体に豊かでピュアなアロマを与えます。
エグリ・ビカヴェールならではの、ケークフランコシュ、ピノノワール、シラー、カベルネフランのキュヴェ、赤ワイン用ブドウ4品種をブレンドして造られた情熱的なフルボディの赤。ラプソディの名を裏切らない逸品です。
ブルーベリー、熟したチェリー、スパイシーなオークの香りが感じられ、ミディアムロングのフィニッシュとビロードのようなタンニンと、同様のフレーバーが味わいにあります。
225リットルの樽で16ヶ月間熟成させた樽の39%は新品で、24%ハンガリー、64%フランス、12%アメリカ製のバレルを使用しました。
|| コヴァーチ・二ムロード ワイナリー / エゲル地方
エゲルの町の歴史的なストリート、ヴェルーサラ。
その通りに遠くからでも目を見張る7つの連続したセラーがあります。
その場所がコヴァーチ・二ムロード ワイナリーです。
ハンガリーエゲルの赤ワインの名声を国際的に高めたと言っても過言ではないコヴァーチ・二ムロードのプレミアムカテゴリーのワインは、ハンガリー全土はもちろん、アメリカ、EU諸国にも輸出され、世界の赤ワイン愛好家から大変人気を博しています。
同ワイナリーがあるエゲル地方はハンガリー屈指の赤ワイン産地として知られ、18世紀にはこの地方に何百ものワインのプレスハウスがありました。
それら当時のワインハウスと現在の同ワイナリーの外観は大変そっくりで、ブドウのオンサイト処理を処理するためにそれぞれのセラーの上に家屋が建てられていったそうです。
ブドウジュースが発酵した後、ワインは地下の涼しいワインセラーの中にある木樽に保管されていました。このような伝統的な作業工程が同ワイナリーでは現代の今でも受け継いでおり、同様の方法でワインづくりを続けていますが、伝統にプラス、21世紀の最先端技術にも支えらながら歩みを続けているのがコヴァーチ・二ムロードなのです。
VIP用のゲストルームやメインのテイスティングルームもあるワイナリーは、昔ながらのワインハウスが復元された厳かかつエレガントなワインセラーの中でお客様をお迎えできるのがとても嬉しいそうです。
|| 7つの連続するワインセラーの入り口で
2020年8月、私達ハンガリーワイン協会はエゲル地方いや、ハンガリー全土を代表する5つの名ワイナリーから有り難くもお招きいただき、2日間に渡ってエゲル地方へワイントリップに出かけました。
2日目の最後に訪れたのが、こちらのコヴァーチ・二ムロードワイナリー。
写真はワイナリーの入り口で、オーナーのコヴァーチ・二ムロード氏です。
|| コヴァーチ・二ムロード氏
コヴァーチ氏はハンガリー系アメリカ人。
彼は35年以上もの間、アメリカのTVやマスメディアの業界で第一線の広告ビジネスマンとして活躍してきた方です。
コヴァーチ・二ムロード氏がワイナリーオーナーになるまでのストーリーは、フィノマガジンで記事にしているので、そちらも合わせてご覧ください。
写真に映る赤ワインは同ワイナリーのトッププレミアムカテゴリー。別途、商品掲載しましたら、本文に商品リンクを挿入します。(2021年5月末現在)
|| 入り口はショップスペース。奥にはワインカーヴへ続くテイスティングルームが
|| 遡ること18世紀。古き良き時代のハンガリーを深く感じることができる地下のワインカーヴ
BORVIDÉK | OEM(PDO) Eger エゲル / ハンガリー |
PINCÉSZET | Kovacs Nimrod コヴァーチ・二ムロード |
SZŐLŐFAJTA | エグリ・ビカヴェール /Kékfrankos ケークフランコシュ 39%、Pinot Noir ピノ・ノワール 12%、Syrah シラー 39%、Cabernet franc カベルネ・フラン 10% |
ÉVJÁRAT | 2018年 ※ |
TOVÁBBI ADATOK | 225ℓのオーク樽で16ヶ月間熟成 長熟タイプ 赤ワイン フルボディ オーク樽の39%は新樽、バレルは 24%がメイドインハンガリー、64%がメイドインフランス、12%がメイドインアメリカ(バレルを使用) |
MENNYISÉG | 750ml |
ALKOHOL | 13, 5 % |
AIR | 78EUR / 1ケース (1c/s @13EUR×6) |
|| 大好きなジャズから命名した情熱の赤ワイン、SOUL シラー
|| 最愛のお孫さんのお名前を冠したフルミントのセミドライ、SKY
そして、こちらは
SKYは世界のワインコンクール、VinAgora International Wine Challenge 2020Goldを受賞、また同じコンクールで
ザ・ベスト・ハンガリー フルミント The Best Hungarian Furmintに選ばれています。
SKY Furmintは、こちらワイナリーのテイスティングルームで、大変光栄なことに、オーナーのコヴァーチ氏自らふるまってくださいました。
|| Kovács Nimród SKY Furmint 2018 in Eger
コヴァーチ・二ムロード スカイ フルミント 2017年 (白)
とてもエレガントかつマイルドさも併せ持つ辛口白ワイン。
ぶどう品種は100%フルミントです。
ワイン名のスカイはオーナー、コヴァーチ氏最愛のお孫さんスカイ君のお名前を命名したほど、ワイナリーいちおしのフルミントは、エゲル地方で最も優れたテロワールを持つNagy Eged(ナジュ・エゲド)の丘のぶどう畑から収穫されたものです。
スチールタンク(35%)と樽(65%)で発酵させ、225リットルと500リットルのオーク樽で9ヶ月間ものあいだ木樽熟成された白ワインの色はキラキラとしたレモンイエローのカラーが印象的。
アロマはとてもエレガントで、石灰岩とフリントの含みを持つ洋ナシとアプリコットのフレーバーが感じられます。余韻はほど良い長さで、後味にトースト香やハーブの香りが残ります。
|| 白から受賞多数の赤ワインまで、主力ラインナップをすべてテイスティング
ハンガリー系アメリカ人のコヴァーチ氏。
エゲル地方でワイナリーのオーナーになる前までは、アメリカでまさに映画に登場してくるような広告業界とTV業界で大活躍され、アメリカンドリームを地でいくような人生を送られてきたコヴァーチは、ワインビジネスに本格的に参入される前まではUPC中央ヨーロッパの社長を務めていらっしゃったお方。
アメリカ人なので当然と言えば当然ですが、ワインとワイナリーについて英語でプレゼンテーションしてくださいましたが、まさにビジネス英語のお手本のような綺麗な英語のスピーチで、大変説明が分かりやすく、僭越ながら同じ広告業界でクリエイターとして働いてきた私自身も、コヴァーチ氏の明快なプレゼンテーションと温かいおもてなしに大変感銘を受けました。
コヴァーチ・二ムロード氏がワイナリーオーナーになるまでと現在のストーリーは、フィノマガジンの記事でもご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
|| テイスティング後にワインカーヴの中をご案内いただきました
写真は、テイスティングルームの奥にあるワインカーヴへと続く階段の踊り場のスペース。
コヴァーチ・二ムロードの受賞ワインの数々が受賞トロフィーとともにディスプレイされています。
コヴァーチ氏のご先祖様の写真がワイナリーのいたるところに大切に飾られています。
ご先祖様を大切に敬う気持ちがあることはビジネスの基本かもしれません。
国内および世界的にも発展している大企業も然り、世界共通、普遍的なことなのでしょうね。
そういえば、私自身、最初に務めたインポーター会社(キユーピーの親会社)の社訓の筆頭にあった言葉は、親を大切にすることだったと記憶しています。
|| 18世紀のワイン圧搾機
18世紀のワイン圧搾機。
コヴァーチ・二ムロードワイナリーの地下のワインカーヴの中に、かつてのワイン造りの面影を残そうとこのように展示されています。
ワイン造りは本来、すべて人の手による大変気の遠くなるような作業の積み重ね=オールハンドメイド。
であることを改めて気づかせてくれた一瞬でした。
|| 18世紀のワイン圧搾機の前で記念撮影
|| エグリ・ビカヴェールが眠るワインカーヴ
|| オーク樽にはワイナリー名の焼印が
オーク樽の表面に、ホワイトチョークで書かれた目印はケークフランコシュ、2018年ヴィンテージという意味になります。
|| これが21世紀のボトリング、ワイン充填機、瓶詰め機
|| オーナーさんのガイドでワインセラーを一巡しました
|| 出荷直前の赤ワイン
|| エゲルのテロワール
上質なワインの本質は、ぶどうが育まれる各々の独特なテロワールに根ざしています。
幸運にも、ワイン産地、エゲルには、ハンガリー全土でもトップとも言えるほど素晴らしいテロワールが3つあります。
エゲル地方はカリフォルニアのナパヴァレーやフランスのブルゴーニュ地方にも似た涼しい気候のため、エゲル地方にあるコヴァーチ・二ムロードワイナリーでは、バラエティ豊かなユニークな品種を植樹し育て、それらの唯一無二のぶどうたちから世界トップクラスの品質の美味しいワインを生産することができます。
同ワイナリーのぶどう畑では、シャルドネ、ピノノワール、シラー、メルロー、カベルネフランなどの国際的な品種に加えて、フルミントやケークフランコシュなど、伝統的なハンガリー原産のぶどう品種も誇らしげにその実りの日を毎年迎えています。
持続可能な工程を駆使してブドウを栽培し、毎年、上質なワインに優しく導いてくれるこれらの健康で幸せなブドウたちを一房一房、手作業で摘み、収穫すること。
それこそが、コヴァーチ・二ムロードのワインが世界トップクラスの美味しさを誇る由縁です。
|| VINEYARDS & VARIETALS
コヴァーチ・二ムロードワイナリーのブドウ畑(園)とその品種
Nagy Eged(エゲル)、10ヘクタール(25エーカー)
南南西に面し、独特の露出を持つこの急傾斜の場所は、ワインにミネラルの特徴を与える石灰岩を含んだ土壌で構成されています。
ナジュ・エゲドのぶどう畑で収穫される主なぶどう品種:フルミント、ケークフランコシュ、シラー。
Nyilasmár(Noszvaj)、8ヘクタール(20エーカー)
ボガクス湖の存在で独特の微気候に恵まれたこの場所には、ミネラル豊富な土壌があり、独特で上質かつフレッシュなフルーツのアロマに満ちたワインが生まれます。
花崗岩/火山性土壌で構成されており、南南西に露出しています。
Nyilasmárの畑で収穫される品種:シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、シラー、ケークフランコシュ。
Nagyfai(Noszvaj)、12ヘクタール(30エーカー)
なだらかな傾斜のあるこのぶどう畑で収穫されたぶどうからは、バランスの取れた丸みのある馥郁とした香りのワインが生まれています。
Nagyfaiで収穫されるぶどう品種:シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、シラー、ケークフランコシュ、メルロー、カベルネ・フラン。
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